子どもの健康を考えるあまり、果汁や野菜ジュースなどを与えすぎていませんか?
野菜ジュースの多くは、「野菜の成分が少し入った飲みもの」であり、粉砂糖3〜5本分の砂糖を含んでいることがわかっています。
水分補給として日常的に飲ませているとむし歯になりやすく、乳歯のむし歯はお子さんの永久歯の発育にもよくありません。
今回は、子どもの歯のむし歯リスクと、乳歯のケア方法についてお話しします。
【小児歯科】いずれ抜けるからは危険!
乳歯むし歯
乳歯の表面は、歯を守る「エナメル質」が永久歯の半分ほどしかないため、穴があきやすく虫歯になりやすいのが特徴です。
お口の中がむし歯になると、次のような点でお子さんの発育に悪影響をおよぼします。
・他の歯もむし歯になりやすくなる
・偏った咀嚼になり顎の発育が悪くなる
・永久歯の歯並びが悪くなるおそれがある
小さなころからむし歯があると、歯医者が怖いのもリスクの一つといえるでしょう。
歯科医がおすすめするガーゼ磨き〜乳歯のむし歯を防ぐホームケア〜
お子さんの歯が生えてきたら、むし歯にならないように「ガーゼ磨き」からはじめましょう。
まずは、湿らせたガーゼを保護者の方の指に巻きつけ、乳歯をやさしく拭いてあげてください。
お口の中に触れる機会を増やすことで、歯磨きへの抵抗感もなくなり、その後の歯ブラシへの移行もスムーズに行うことができるでしょう。
子どもが歯医者さんに通いはじめる年齢は、一般的に1歳半ごろといわれていますが、お子さんの歯について気になることがあればお気軽にご相談ください
大垣みらいファミリー歯科+kids
歯科医師
城山 英之