子どもの歯並びが気になる?自宅でできる確認ポイントと受診目安|大垣市の歯医者|大垣みらいファミリー歯科+kids

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子どもの歯並びが気になる?自宅でできる確認ポイントと受診目安

子どもの歯並びが気になる?自宅でできる確認ポイントと受診目安

生え変わりの時期、お口の中の変化に気づいたら


永久歯が生えはじめたお子さまの前歯を見て、「並び方がちょっと気になる」と感じる保護者さまは多いものです。すぐ受診すべきか迷いますよね。この記事では、仕上げみがきのついでにご自宅で見ておきたいポイントと、歯科医院へ相談する目安を整理します。


ご自宅でできる子どもの歯並び・噛み合わせセルフチェック

ご自宅でできる子どもの歯並び・噛み合わせセルフチェック

毎日の仕上げみがきは、お口の中をじっくり見られる貴重な時間です。特別な道具はいりません。見る場所を知っているだけで、気づけることは意外とたくさんあります。


仕上げ磨き時に確認したい前歯の重ね合わせと奥歯の噛み合わせ


まずは「イー」と口を横に開いてもらい、上下の前歯の位置関係から。上の前歯が下の前歯を覆う量が極端に多い、逆に下の前歯が上より前に出ている(受け口)——こうした状態は記録に残しておきたいところです。上下の前歯の間にすき間が空いて閉じきらないケースも同じ。続いて奥歯へ。上下の奥歯が左右均等に合っているか、片側だけ内側にずれていないかを見てみましょう。気になる点は月に1回ほど同じ角度で写真を撮っておくと、変化を落ち着いて振り返りやすくなります。


日常の食事中の様子に現れるサイン


食事や会話の場面にもヒントが隠れています。いつも同じ側でばかり噛む、前歯で麺やパンを噛み切りにくそうにしている、食事にとても時間がかかる。こうした様子は噛み合わせと関連している場合があります。発音の面では、サ行やタ行のときに舌が前歯の間から出てくる癖が見られるようなら、舌の位置と歯列の関係を歯科医院で確認しておくと、判断の手がかりになるでしょう3


お子さまが嫌がらない観察の工夫と姿勢の整え方


口を開けるのを嫌がるときは、押さえつけず短時間で切り上げてかまいません。保護者さまの膝に頭を乗せて仰向けになる姿勢なら、上顎の裏側まで見やすくなります。スマートフォンのライトを斜め上から当てると影ができにくいので、観察もラクになるでしょう。「今日は何本キラキラの歯があるかな」と数えるゲームにしたり、鏡を持たせて一緒にのぞいたり。そんな工夫も役立ちます2


歯並びや顎の発達に影響を与える口元の癖と生活習慣


歯並びは、たった一つの原因で決まるものではありません。骨格の遺伝的な要素と日常の習慣が重なり合って形づくられていきます。ご家庭で見直せる部分を知っておくと、必要以上に思い悩まずに済みます。


指しゃぶりや口呼吸が歯列や顎の成長に及ぼす影響


指しゃぶり自体は乳幼児期には自然な行動です。ただ、永久歯が生えはじめる時期まで長く続くと、前歯に持続的な力がかかり、歯列の形に影響することがあると指摘されています3。鼻ではなく口で呼吸する習慣がある場合も、唇を閉じる力が弱まりやすく、舌の位置が下がりがちになると言われます。お口がいつもぽかんと開いている、寝ているときにいびきをかく——こうした様子は一度歯科医院で相談しておきたいサインです。


頬杖やうつぶせ寝など見落としがちな姿勢の癖


宿題中の頬杖、いつも同じ向きでのうつぶせ寝。これらは顎に片側から弱い力を長時間かけ続けます。骨や歯は弱い力でも持続的に加わると動く性質があるため、左右差につながる可能性が指摘されています。テレビを見る位置が偏っていないか、椅子の高さが体に合っているか。生活環境の見直しにも意味があります。


顎の健やかな発達を助ける食事の工夫と噛む回数


顎の骨は、噛む刺激を受けながら成長していくと考えられています。やわらかい食品ばかりでは噛む回数が減りやすいので、根菜やきのこ、海藻など噛みごたえのある食材を意識して取り入れてみてください。食材を大きめに切る、しっかり噛むよう声をかける、といった工夫でも回数は増やせます。バランスのよい食生活は、全身の健康づくりの土台でもあります1


歯科医院へ相談・受診を検討すべき具体的な判断基準

歯科医院へ相談・受診を検討すべき具体的な判断基準

セルフチェックで気になる点が見つかっても、そのすべてがすぐに治療を要するわけではありません。判断のものさしを持っておきましょう。


様子見で良いケースと早めの相談が望ましいケースの分離


乳歯から永久歯へ入れ替わる混合歯列期には、一時的に前歯が斜めに生えたり、すき間が目立ったりすることがあります。こうした変化は成長とともに落ち着く場合もあり、経過を追う対応が選ばれることも珍しくありません。一方で、下の前歯が上より前に出ている受け口の傾向、奥歯で噛んだときに前歯が閉じない、左右にずらして噛む癖がある場合は、顎の成長を利用できる時期に相談しておく意義があると考えられます3


「乳歯が抜けないのに永久歯が生えてきた」生え変わり期のトラブル


下の前歯の裏側から永久歯が顔を出しているのに、乳歯がぐらついていない。生え変わり期にはよくある状況です。乳歯の根が自然に吸収されて抜けていくこともありますが、長引く場合は歯列への影響を考えて処置を検討することもあります。目安としては、2〜3週間経っても乳歯のぐらつきが出てこないときに一度ご相談ください。


初めての小児矯正相談における基本的な流れと準備


初回はカウンセリングでお困りごとを伺い、口腔内の診査、必要に応じてレントゲンや歯科用CT、口腔内スキャナーでの記録へと進むのが一般的な流れです。当院では歯科用CT、マイクロスコープ、口腔内スキャナー(iTero)などを備え、各チェアーに設置したモニターで治療内容を分かりやすくご説明しています。相談したその日に治療開始を決める必要はありません。費用や期間の目安を確認する場として、気軽にご利用ください2


子どもの歯並びに関するよくある誤解と家庭での改善アプローチ


情報が多いぶん、誤解から必要以上に思い悩んでしまう保護者さまもいらっしゃいます。ここで少し整理しておきましょう。


「乳歯のすき間=悪い歯並び」という誤解と正しい知識


乳歯がきれいに詰まって並んでいると、つい「これで大丈夫」と思ってしまいますよね。ところが、乳歯より大きな永久歯が並ぶには一定のスペースが必要です。乳歯の段階で前歯にすき間が見られるのは、むしろ将来の歯列に余裕がある状態と考えられることもあります。すき間の有無だけで判断せず、全体のバランスを見る視点を持ちましょう。


仕上げ磨きの方法が歯並びの乱れに直接関係しない理由


「自分の仕上げみがきのやり方が原因かも」と気にされる声をよく伺います。けれど歯並びは、主に顎の骨格の成長や口元の癖、歯の大きさとのバランスによって形づくられるもの。仕上げみがきはむし歯や歯ぐきの健康を守るための大切なケアであり、歯並びの乱れを直接引き起こすものではないと考えられています2。どうぞご自身を責めないでください。


ご自宅で親子で取り組める簡単な口元トレーニング


お口周りの筋肉を働かせる習慣として、「あー・いー・うー・べー」と大きく口を動かす体操が知られています。1日30回程度を目安に、お風呂あがりなど時間を決めて親子で取り組むと続けやすいでしょう。当院では矯正治療後の後戻りに配慮してMFT(口腔筋機能療法)も実施し、口育士の資格を持つ歯科衛生士が口育アドバイスを行っています。ご家庭での取り組み方も含めて、お気軽にご相談ください。


よくある質問


Q1. 歯がきれいになるフルーツはありますか?


A. 特定の果物で歯並びや歯の色が変わるという確かな根拠は示されていません。りんごなど噛みごたえのある果物は咀嚼の刺激になりますが、果物にも糖分と酸が含まれます。食後の歯みがきやうがいは忘れずに続けましょう。


Q2. 歯のずれは自分で治せますか?


A. 指や舌で押して歯を動かそうとする行為は、歯根や歯ぐきに負担をかける可能性があるためおすすめできません。歯の移動には持続的で管理された力が必要とされます。まず歯科医院での診査を受けたうえで、方法を検討しましょう。


Q3. 子どものガミースマイル(笑うと歯ぐきが目立つ状態)は自然に治りますか?


A. 成長に伴って上唇の動きや顎の発育が変化し、見え方が変わることもあります。ただ、骨格や歯の生え方が関係している場合もあるため、気になるようなら成長段階に応じた診査を受けておくと判断しやすくなります。


Q4. 矯正相談は費用がかかりますか?


A. 初回相談の扱いは医院によって異なります。ご予約の際に相談料や検査費用の目安を確認しておくと、当日落ち着いて臨めます。当院でも費用や期間の目安を事前にご説明しています。


Q5. 子どもが歯科医院を怖がるのですが、どう準備すればよいですか?


A. 「痛いことはしないよ」と否定形で伝えるよりも、「お口を見てもらうだけ」と具体的に話すほうが伝わりやすいことがあります。当院にはキッズスペースや親子で入れるファミリールームがあり、まずは環境に慣れていただくところから進めています。


参考文献


1. 厚生労働省「健康づくりサポートネット(疾病・健康に関する情報)」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/

2. 厚生労働省「健康づくりサポートネット(口腔・歯の健康)」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/teeth

3. 日本小児歯科学会 公式サイト https://www.jspd.gr.jp/


城山英之

歯科医師


大垣みらいファミリー歯科+kids

院長

城山英之

▶ 監修者プロフィール

経歴
歯科医師免許取得後 医療法人スワン会にて臨床研修 修了
医療法人スワン会 ミッドランドスワン歯科矯正歯科勤務
港スワン歯科矯正歯科勤務
名古屋市内の医療法人にて分院長
大垣みらいファミリー歯科+kids開院
資格・所属学会
【資格】
インビザライン認定医
ノーベルバイオケアインプラントMentor Program修了
Club GP Basicコース修了
床矯正ベーシックセミナー
Dr. Chris Farrell 講習会
Dr. John Flutter 講習会
その他多数のセミナー、勉強会等受講済
日本糖尿病協会登録歯科医
スウェデンティスト認定
イエテボリ大学 日本スクーリニング
口腔感染症予防外来認定医
JIADS会員
【所属学会】
日本口腔インプラント学会
日本矯正歯科学会
日本審美歯科学会
ESC会員
日本歯科医師会
岐阜県歯科医師会
大垣市歯科医師会
日本臨床歯周病学会