
お子さまの矯正治療を検討する際、多くの保護者さまが気になるのが“治療期間”と“進め方”です。
今回は、当院で行っている小児矯正の治療の流れをもとに、矯正が完了するまでの目安期間と、治療のステップをわかりやすく解説します。
目次
■子どもの矯正(小児矯正)とは?
小児矯正とは、成長期の顎の発育を利用して歯並びや噛み合わせを整える矯正治療です。
大人になってからの矯正とは異なり、顎の骨の成長をコントロールしながら歯がきれいに並ぶスペースを確保できるため、将来的に永久歯を抜かずに整えることができるケースも多くあります。
小児矯正は、主に次の2段階に分けて行われます。
- 1期治療(7〜10歳頃):顎の成長を促し、永久歯がきれいに並ぶスペースを作る時期
- 2期治療(13歳以降):永久歯が生え揃った後に、細かな歯並びや噛み合わせを整える時期
■子どもの矯正にかかる期間の目安
矯正にかかる期間は、お子さまの年齢や歯並びの状態、使用する装置の種類によって大きく異なります。
◎1期治療
顎の成長を促して永久歯が並ぶスペースを確保したり、歯並びに影響を及ぼすことがある口呼吸や舌の癖を改善したりすることを目的とします。
この段階はおよそ1〜2年程度が目安です。
◎2期治療
歯列全体の位置や噛み合わせを整えていきます。
この段階ではおよそ1年半〜2年半程度の期間がかかるのが一般的です。
お子さまの成長のスピードや生活習慣によっても変わるため、まずは歯科医院での診断が重要です。
■小児矯正の治療の流れ
それでは、当院も行っている小児矯正の一般的な流れを見ていきましょう。
◎STEP1:初診・相談(カウンセリング)
「歯並びのどのようなところが気になるのか」「いつから始めるのがいいのか」などを丁寧に確認します。矯正が本当に必要かどうかも、この段階でしっかりと判断します。
治療費や治療期間などお悩みのことがあればご相談ください。
◎STEP2:精密検査・診断
次に、レントゲン撮影・口腔内スキャン・顔貌写真・歯型の採取などを行い、お口の状態を正確に分析します。歯科医師が適切な治療計画・期間・装置の種類を提案します。
◎STEP3:治療開始(1期治療)
7〜10歳前後の混合歯列期には、顎の発育を促す装置や筋機能訓練(MFT)を行います。
この時期は「歯を動かす」よりも「きれいに歯が並ぶ土台を整える」ことが目的です。
装置を使う期間は約1〜2年。通院は月1回程度が目安です。
◎STEP4:経過観察
1期治療が終わったら、一度装置を外して成長や永久歯の生え方を観察します。
顎の成長が安定しているか、再び歯並びに乱れが出ていないかを定期的にチェックします。この期間は、数ヶ月〜1年程度が一般的です。
◎STEP5:2期治療(必要な場合)
永久歯が生え揃った12歳頃以降、お子さまのお口の状態に応じて歯列全体を整える2期治療に移行する場合があります。
この段階では、大人の矯正と同様にマウスピース型やワイヤー型の装置を使用します。
期間は約1年半~2年半で、1、2ヶ月に1回程度の通院が必要です。
◎STEP6:保定・メンテナンス
歯並びや噛み合わせの治療が終わったあとは、後戻りを防ぐために、リテーナーという装置を一定期間つけながら、歯が安定するまでサポートします。
保定期間は矯正にかかった期間と同じくらいが目安です。
■当院で対応している小児矯正装置
お子さまの年齢や症状に合わせて、以下のような矯正方法に対応しています。
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床矯正(しょうきょうせい):
取り外し式の装置で顎の幅を広げ、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保
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マイオブレース:
口腔筋機能を整えるトレーナー型装置。口呼吸や舌の癖を改善
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インビザライン・ファースト:
透明なマウスピースで目立たず、快適に矯正可能
【子どもの矯正は「成長期を味方にする」治療です】
「うちの子はいつ始めたらいいの?」「どの装置が合うの?」など、疑問をお持ちの方は、
ぜひ一度、当院までご相談ください。
お子さまの成長に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。

